オークションの日に撮った写真をラップトップと共に泥棒に盗まれてしまった(シアトルのブログを開始予定です。それに後で書くことにします。)ので、今回は写真無しで、書きます。
オークションの日はカリフォルニア寿司ロールをオードブルに作るのに、出かける直前まで忙しくて、オークションが始まる2時間にSt. Demetriousに行きました。
Rover’s のシェフThierryは、彼のレストランから3人のアシスタントシェフを連れてすでに来ていました。彼らはフランス語で話しながら料理の準備をしていました。
St.cloudsのジョンP が私達ボランティアの担当で、私の仕事は、まず、出来上がったプディングをジョンの車から冷蔵室に移動することでした。その後、焼きたてのいいにおいのするパンを切り分けて布のナプキンに包んで籠に入れました。最後の仕事は、オードブルを皿に盛りつけることでした。たくさんのオードブルがPTAから寄付されて、台所の4つの大きな台の上に並んでいましたが、ほとんどは使い捨ての紙の皿や、アルミニウムの容器に入っていて、手間をかけて作られた前菜も食欲をそそるものには見えませんでした。料理のボランティアコーディネータのジェインから、素敵な皿と切りたての花と葉をもらって、扇状に一つ一つ前菜を並べて真ん中に花や葉を飾ったら、レストランで出てくるような豪華な前菜までとはいかないものの、きれいな前菜に変わりました。これで、料理場の手伝いは終わりました。車に帰って、上着を着替えてゲストとして会場に戻りました。
オークションのゲストに料理を持ってきてサービスしたのは、白いワイシャツと黒いスラックスの中学校の生徒達でした。いい経験になるでしょうが、残念ながらうちの息子はとても内向的でこういうボランティアはしません。ジョンPの指導であっという間に礼儀正しいウェイターとウェイトレスが誕生しました。たまにレストランに行って給仕にがっかりすることがありますが、この若いウェイターたちの仕事ぶりには驚かされました。彼らはてきぱきと人ごみをぬって前菜をあちらこちらの人に持って行って勧めた後、たくさんの料理をこぼすことなくテーブルまで運んで給仕しました。後でSt. cloudsのウェブサイトで知ったのですが、ジョンPは元学校の先生だったと書いてありました。彼はいい先生だったに違いないと思いました。
オークションには中学校のジャズバンドによる生演奏がありました。サイレントオークションという入札したい出品物に金額と自分の番号を書くものから始まりまって、夫はいくつか金額を書いたようですが、何も落札できませんでした。その間、前菜をウェーターたちが持ってきたのですが、私は一口食べただけでした。あっという間にあのたくさんあったオードブルが全部なくなったと聞きました。その後テーブルに着く前にちょっとキッチンを覘いて見ると、大きな2つのなべにスープがぐつぐつと煮えていました。
夫と近所の2組の夫婦と共にテーブルについて、ライブオークションが始まりました。これはプロのオークショニア(競売人)が一つづつ売りに出ているものを大声で競売にかけるものでした。PTAから寄付されたものが売りにかけられたのですが、レストランのディナー券、別荘の1週間やガーデンパーティーなど高級なものがいろいろなものがありました。
さてライブオークションの開始と同時に、フルコースが出てきました。ワインとパンから始まって、サラダの後、皿に濃いピンク(多分真っ赤なビートだと思います。)のソースの中に白いチーズか少しだけのったものが運ばれてきました。メニューを見ていなかったゲストはこれはパンにつけるのかと戸惑っていましたが、その後、ボウルに入った暖かいスープが、各自の皿に注がれました。これは、スープを出すにはいい考えだと思いました。もしピンクと白の中身が混じっていたら、きっとスープの色はゲストの私たちを驚かせることはなかったでしょう。最初に彩り豊かな内容を出すことで私たちの目を楽しませて何が出てくるのかと期待させてからそれにスープを注ぐというのには関心しました。スープはもちろん、おいしかったです。
その後、タプナードをつけて焼いた鮭とソテーした緑の野菜そしてブレッドプディングのメインディッシュがでました。私は思った割にはプディングがぱさぱさしておいしくなかったのでがっかりしました。前もって作っておいて、再度焼いたためにプディングがしっとりしていないのかもしれません。でも、普通プリンやブレッドプディングが好きでないうちの夫はおいしいと言っていました。鮭はタプナードが塩辛かったので、もしかしたらご飯にあうかなと思って食べました。
最後はデザートダッシュでした。これもオークションの一環で、テーブルごとにデザートに払う金額を各自書いてテーブルごとに合計金額を提示して、一番高い値段をつけたテーブルからデザートのたくさんおいてあるテーブルに行って、デザートを選ぶというものでした。私たちのテーブルは3番目でした。テーブルから2人が代表で6つものケーキが積み重ねられた、背の高いチョコレートケーキを選んで持ってきました。とてもおいしそうなケーキでしたが、ムースやチョコレートクリームやチョコレートケーキの層を崩さずに切るのは一苦労でした。私の皿のケーキも崩れてしまっていましたが、口の中でとろけておいしかったです。このケーキはとても大きかったので、テーブルの10人で切り分けた後、半分以上残ってしまいました。気をきかせたゲストの一人が先生たちの座っているテーブルに持っていったのですが、バランスが崩れてテーブルの上に落ちてしまいました。誰の服も汚れず、床にも落ちなくて良かったのですが、思わず笑ってしまいました。見掛けの良いケーキには要注意です。
このオークションは私が料理にかかわった初めてのオークションでした。どちらかというと、料理の準備をするほうが、実際のオークションより私には楽しかったです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
1 件のコメント:
え~っ!!! 泥棒!?
さしあたってここで質問攻めにするのは我慢して新しいブログが届くのをお待ちしてます。
ともかく…準備からかかわった初オークションは格別で 本当に楽しい四日間だったようですね♡
中学校のオークションというのも初めて知りましたが オークションにかけられるPTAから寄付されたものが高級でびっくりだったり デザートダッシュというシステムも もちろんお料理の味も(プディングがパサパサだったのは残念でしたね)めいっぱい想像力をふくらませながら楽しく読みました。
オークションというのは アメリカでは案外 普段の生活に溶け込んでるシステムなのでしょうか?
なんか楽しそうでいいですね~
コメントを投稿