2009年7月15日水曜日

冷たい日本のそばと天ぷらをアメリカ人に紹介


先日、新しい料理の作り方を習いたいというアメリカ人ばかり6人に冷たい蕎麦とてんぷらの作り方を紹介しました。ザルそばも食べたことが無い人たちだったので少し不安でしたが、この夏のメニューを提案しました。
日本のおいしい夏の味を紹介したくてこのメニューにしましたが、蕎麦のだしはダシの素かそれともかつお、昆布等を買って作るか迷いましたが、下見に宇和島屋に行った際、カツオ節、昆布、煮干、干し椎茸が全部入っていて、化学調味料を含んでいないだしパックが見つかったのでこれを使ってだしを作ることにしました。しょうゆもうまみのあるたまりしょうゆを使って試したところ、とてもおいしくできたので、そのレシピを教えることにしました。
天ぷらも天ぷら粉を使用するか粉と卵にするか迷った末、結局、アメリカの台所に常用の粉、卵、コーンスターチで天ぷらの衣を作ることにして、これもレシピを試して前日にうちの家族の夕食に天ぷらを作って成功したので、それを使うことにしました。
当日、まずは買い物のために日本のスーパーマーケットの宇和島屋で2人と会って、必要なものを説明しながら一緒に買うことからこのクラスは始まりました。乾麺の山芋入り蕎麦とティーバッグタイプの出しベース、わさびとみりん、としょうゆを除いてはてんぷらの材料を主に買ってもらいました。
その後、クラスを行う豪邸に向かって、生徒になる方々に紹介されて台所に向かって、まずはだし作りからはじめました。だしを作って、蕎麦をゆでて冷ましている間に、天ぷらの野菜や海老の下ごしらえをして、揚げ油になるキャノーラオイルを中華なべで温めている間に天ぷらの衣を混ぜて作るのをデモンストレーションしました。それから油の温度を試して天ぷらの上げ方を教えました。
ここで出来上がった冷たい蕎麦にだしをかけて味見してもらったところ、みんなの口にあったようです。揚げたての天ぷらも味見してもらいました。まずはナスやサツマイモのこちらでもありふれたものから始めて、ごぼうとレンコンも試してもらいました。レンコンは人気がありましたが、ごぼうはあまり受けなかったようです。天ぷらをつけるだしは、そばつゆにかえしの残りを足して、大根おろしでたべてもらいました。大根おろしなしで、生姜のおろし他ものがおいしかったようです。わさびを混ぜたものがおいしいといった人もいました。
このクラスはWing Luke 博物館から頼まれてオークションに寄付したものなので私の収入にはならなかったのですが、私にとってはいい経験になって、クラスを寄付したことにとても感謝されていい気分で帰途に付きました。
日本にはもっといいレシピがあるかもしれませんが、私はこのそばだしが今のところ一番おいしかったと思うのでレシピをここに記入することにしました。
ザル蕎麦のつゆレシピ
天然だしパック1袋(マルアイ カツオ風味 無漂白ペーパー使用)
水 750ml
たまり醤油125ml
Mirin 65ml
作り方
1. 水750mlとだしパックをなべに入れて強火にかけて、沸騰したら中火にして5分間煮出す。
2. 火を止めてだしパックを取り出す。
3. 別の鍋にみりんと溜まり醤油を入れて中火にかけて沸騰したら火を止めてかえしを作る。
4. 3.かえし150mlを2で作った出しに加えて冷ます。
5. 蕎麦をゆでて水洗いして冷ましておわんに盛る。4のつゆをかけてねぎを散らして出来上がり。
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2 件のコメント:

裕子 さんのコメント...

おそばも天ぷらも日本が誇る食物ですよね。醤油の味が受け入れられるなら、米国の家庭でもどんどん食べてほしいと思います。
日本は工業国といわれてますが、安全で上質な食物を提供する農業国にもなれるのではないかと思います。
また、買い物されている宇和島屋さんは日本食材専門店かしら。

fkurose さんのコメント...

宇和島屋は日本食品と雑貨、アジア系食品を売っている大きな店で紀伊国屋書店も中にあります。値段は他のアジア系の店より高いので、日本食で他の店で買え無いものだけ宇和島屋で買います。