2009年1月8日木曜日

アジア系の非営利団体の食堂にて




<---写真は同僚のフィリピン人の女性、スパイシーチキン炒めと根野菜のグリル、なすと牛ひき肉のカレーに使用した日本のカレーのルー。

先週からAsian Counseling and Referral services(ACRS)という非営利団体の食堂の手伝いをするボランティアを始めました。将来、日本の家庭料理をアメリカで教えたいので、実際に食堂の台所で働いてみたかったのです。ボランティアはもちろん奉仕なので、無給なのですが、登録して何も音沙汰が無いまま数週間が過ぎた後、偶然、知り合いに招かれた夕食で、ACRS で働いている人に会ってからボランティアについて尋ねたところ、その人がボランティアコーディネータに話してくれてからは、直ぐに週二回、9時から2時までARCSに属するClub Bambooで働くことになりました。先週の火曜日が最初の日で料理長はアリスというアメリカ人女性で、手伝いの女性は60代から70代のフィリピン人女性2人とベトナム人1人でそのうちの何人かは職業トレーニングとのことでした。私は言われたとおりに野菜を切ったり食器洗いをしてその日は終わりました。その日のメニューは中華風のスパンシー鳥いため、根野菜のロースト、とご飯でした。この日初めてセロリの根を見ました。大きいでこぼこした緑の球根のようなものでした。この鳥の料理はとり胸肉を細かく切ってからコーンスターチをまぶして卵の白身をつけて、中華なべでニンニクとしょうがのみじん切りと唐辛子を油でいためて取り出した後、鳥を塩コショウと共に炒めただけのものでした。根野菜はパースニップというものと、ニンジンとセロリの根を4cm角くらいに切って油をまぶしてオーブンで華氏350度(摂氏180度?)くらいで30分焼いたもので、野菜の甘みが引き出されて結構美味しいので私のうちでも副菜にたまに作ります。料理のアシスタントの私たちはもちろん昼食つきです。食べてみると鳥はスパイスと塩の味がきいてご飯とあっていました。
さて今日で二回目ですが、日本のカレーを作らせてもらいました。カレーの箱に入った甘口のルーを2箱もって行きました。用意してあった材料はジャガイモやニンジンではなく、牛肉のひき肉と茄子でした。その材料と玉葱とにんにくを加えて、アリスの提案でトマトと冷凍のグリンピースを加えて、牛ひき肉と茄子の日本風のマイルドなカレーを作りました。カレーライスに加えて、アリスがきゅうりの味噌ドレッシングのサラダとみかんをつけてくれました。お客はいつものように少なかったのですが、アメリカ人と他のアジアの国の人に受けたようです。残念ながら写真は取らなかったのですが、このカレーは一味違って美味しくて、色合いもよく出来たので、レシピを紹介します。

材料(10人分)
牛肉のミンチ400g(量は適当に)
にんにく2かけ
玉ねぎ1個
なす3個
カレーソースミックス(大箱)1
水 1.4L
トマト1個
冷凍グリンピース 

作り方
1. にんにくをみじん切り、玉葱を半分に切って薄切りにする。
2. 茄子を縦半分に切って斜めに輪切にする。あくを抜きたい場合は塩水につける。
3. トマトを2cm角に切っておく
4. フライパンを熱して油で玉葱を飴色になるまでいためて取り出しておく。
5. 同じフライパンに油を入れて茄子をよく炒めて取り出す。
6. 油を入れてひき肉とにんにくを炒める。
7. 炒めた野菜とひき肉全部と水を煮込みなべに入れて火にかけて煮込む。
8. 沸騰したらあくを取って普通のカレーと同じように少し煮込む。
9. 火を止めてカレールーを加えて混ぜて完全に溶かす。
10. 小さい火で15分くらい煮込む。トマトとグリンピースを加えて5分くらい煮て出来上がり。

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1 件のコメント:

maggie さんのコメント...

非営利団体やボランティアについては疎いのですが、貴重な経験でもあり勉強の場にもなっていてとても感心しました。
日本の家庭料理をアメリカで教えたいという夢に向かって前進というより もう実現の一歩ですね。
カレーのレシピは私が好きなドライカレーのレシピと似ています。
ドライなので水を入れず ナツメグやガラムマサラなどを入れるのでスパイシーです。