2009年1月19日月曜日

シアトルで手作りのお寿司


1月10日から17日までの8日間に4回もお寿司を作りました。
最初は、巻き寿司のクラスを主宰して、日本人3人と日本に住んだことのあるイギリス人の4人に太巻きと、カリフォルニアロール、シアトルロールの巻き方を教えてあげました。シアトルロールというのは、スモークサーモンとクリームチーズとレタスを巻いて作る白巻き寿司のことです。女性5人で英語と日本語両方で話しながら楽しくお寿司を巻いて、みんな出来上がった寿司を3本、家族に持って帰って美味しいと喜ばれたそうです。
二回目は、ACRS(前回のブログをみてください。)で、アジア人のおばさんたちに寿司の巻き方を教えてあげて、カリフォルニアロールと缶ツナのサラダ巻きを一緒に巻いて、アジア系の年配の方たちの昼食に味噌汁とサラダを添えて出しました。大きな炊飯器の使用法に慣れていなかったために、ご飯が硬かったのですが、食べた人たちは美味しかったと喜んでくれました。一緒に作った年配のフィリピン女性は、夫は寿司が大好きなのでぜひ家でも作って食べさせてあげたいと言っていました。ベトナムの女性は日本食の値段が高いのは、たくさんの種類の材料を使って手間をかけて作るからだというのがわかったと言っていました。確かにカリフォルニアロールでも、蟹かまぼこ、アボガド、きゅうり、レタスを海苔を中に入れて巻いてゴマも外側にふりかけるし、寿司飯も入れて7種類の材料を使います。
3回目は、友人に頼まれて、太巻き3本、シアトルロール2本、いなり寿司を12個を日本人女性だけの新年会で食べるのに作りました。かんぴょうを煮たり、シイタケを煮たり、玉子焼きを作ったりと時間がかかりましたが、かまぼこの代わりの蟹かまぼこを除いては日本のうちの母の味に近い太巻きが出来ました。いなり寿司はあまり経験が無かったのですが、寿司の料理の本のレシピを使って、油揚げを湯をかけてから、砂糖と醤油とだしで煮て作りました。在米の若い日本人の奥様妻が食べて美味しいと言ってくれてほっとしました。
最後は土曜日の日本語学校の生徒にお正月を紹介するのに日本のおせち料理の一品を親たちが持ち寄りました。私は、太巻きをもって行きました。これはあっという間に無くなりました。それからうちの夫の友人の引越しのパーティーにもついでにカリフォルニアロールも作りました。
もう当分寿司は作りたくないのですが、シアトルのfood bloggerのパーティーに招待されたので、今週も木曜日にカリフォルニアロール作りにまたなりそうです。
現地で日本人があまりいないところに行く場合は、カリフォルニアロールかシアトルロールを作ってもって行きます。以前日本の太巻きも試しましたが、手間がかかる割には多くのアメリカ人は食べなかったからです。どうも海苔の黒さが気持ち悪いようです。やはり、アメリカ的に作られた、外が白くていりゴマがついたカリフォルニアロールや、シアトルロールの方が一般に人気があります。
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2009年1月8日木曜日

アジア系の非営利団体の食堂にて




<---写真は同僚のフィリピン人の女性、スパイシーチキン炒めと根野菜のグリル、なすと牛ひき肉のカレーに使用した日本のカレーのルー。

先週からAsian Counseling and Referral services(ACRS)という非営利団体の食堂の手伝いをするボランティアを始めました。将来、日本の家庭料理をアメリカで教えたいので、実際に食堂の台所で働いてみたかったのです。ボランティアはもちろん奉仕なので、無給なのですが、登録して何も音沙汰が無いまま数週間が過ぎた後、偶然、知り合いに招かれた夕食で、ACRS で働いている人に会ってからボランティアについて尋ねたところ、その人がボランティアコーディネータに話してくれてからは、直ぐに週二回、9時から2時までARCSに属するClub Bambooで働くことになりました。先週の火曜日が最初の日で料理長はアリスというアメリカ人女性で、手伝いの女性は60代から70代のフィリピン人女性2人とベトナム人1人でそのうちの何人かは職業トレーニングとのことでした。私は言われたとおりに野菜を切ったり食器洗いをしてその日は終わりました。その日のメニューは中華風のスパンシー鳥いため、根野菜のロースト、とご飯でした。この日初めてセロリの根を見ました。大きいでこぼこした緑の球根のようなものでした。この鳥の料理はとり胸肉を細かく切ってからコーンスターチをまぶして卵の白身をつけて、中華なべでニンニクとしょうがのみじん切りと唐辛子を油でいためて取り出した後、鳥を塩コショウと共に炒めただけのものでした。根野菜はパースニップというものと、ニンジンとセロリの根を4cm角くらいに切って油をまぶしてオーブンで華氏350度(摂氏180度?)くらいで30分焼いたもので、野菜の甘みが引き出されて結構美味しいので私のうちでも副菜にたまに作ります。料理のアシスタントの私たちはもちろん昼食つきです。食べてみると鳥はスパイスと塩の味がきいてご飯とあっていました。
さて今日で二回目ですが、日本のカレーを作らせてもらいました。カレーの箱に入った甘口のルーを2箱もって行きました。用意してあった材料はジャガイモやニンジンではなく、牛肉のひき肉と茄子でした。その材料と玉葱とにんにくを加えて、アリスの提案でトマトと冷凍のグリンピースを加えて、牛ひき肉と茄子の日本風のマイルドなカレーを作りました。カレーライスに加えて、アリスがきゅうりの味噌ドレッシングのサラダとみかんをつけてくれました。お客はいつものように少なかったのですが、アメリカ人と他のアジアの国の人に受けたようです。残念ながら写真は取らなかったのですが、このカレーは一味違って美味しくて、色合いもよく出来たので、レシピを紹介します。

材料(10人分)
牛肉のミンチ400g(量は適当に)
にんにく2かけ
玉ねぎ1個
なす3個
カレーソースミックス(大箱)1
水 1.4L
トマト1個
冷凍グリンピース 

作り方
1. にんにくをみじん切り、玉葱を半分に切って薄切りにする。
2. 茄子を縦半分に切って斜めに輪切にする。あくを抜きたい場合は塩水につける。
3. トマトを2cm角に切っておく
4. フライパンを熱して油で玉葱を飴色になるまでいためて取り出しておく。
5. 同じフライパンに油を入れて茄子をよく炒めて取り出す。
6. 油を入れてひき肉とにんにくを炒める。
7. 炒めた野菜とひき肉全部と水を煮込みなべに入れて火にかけて煮込む。
8. 沸騰したらあくを取って普通のカレーと同じように少し煮込む。
9. 火を止めてカレールーを加えて混ぜて完全に溶かす。
10. 小さい火で15分くらい煮込む。トマトとグリンピースを加えて5分くらい煮て出来上がり。

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